-
■ 伝統的なキャビネット構造
キャビネット形状はソナス・ファベールの象徴的なデザインであるリュート形状をオマージュ。キャビネットの剛性が確保できる以外にも、内部において並行面をなくす事で定在波の発生を抑制します。 仕上げは天然のWalnut(ウォルナット)材を使用しながら、木目を 45°に合わせた美しいデザインとなっており、設置する空間との調和を提供します。
同社伝統のレザーは、フロントバッフル(一部)とキャビネットの天面に搭載しており、片方のキャビネット天面には後述する“SENSO”テクノロジーを搭載。音質への追求だけでなく、デザインへの拘りにおいても一切の妥協はありません。■ 豊かな低域再生を可能とするバスレフポート“Bass Reflex system”
一般的に低域を増強させる方式としてはバスレフ方式が一般的に知られていますが、エンクロージャーの体積、ダクトの寸法、および使用するドライバーの口径といった様々な制限によって、理想的な低域再生には限界があります。
本機では僅か 8L の容積のエンクロージャーでありながら、小さな音量で深みのある低音再生を実現するために、独自のバスレフポート“Bass Reflex system(ベース・リフレックス・システム)”を開発し搭載しています。■ 専用設計のドライバー・ユニット
28mm 径シルクソフトドームにより、滑らかで繊細な高域再生を可能とします。またシルクソフトドームの周りに独自のウェーブガイドを搭載する事で、同社のブランドマニフェストでもある“ナチュラル・サウンド”を幅広く分散し、空間全体を包み込みます。ペーパー・パルプコーンを採用した 135mm 径ミッド・ウーファー
ネオジムドライバーを搭載する事で、強力な低音再生を可能とします。またバスケット部は、コンピュータを用いたF.E.M シミュレーションを用いながら、“Stradivari G2 Anniversary”のウーファーのバスケット部からも着想を得た非対称で有機的な形状を採用。ダイアフラムの動作から生じる振動を効果的に分散する事で、共振の発生を防ぎながら、背圧により生じる空気の流れを妨げず、より純度の高いサウンドはバスレフポートを通じて排出されます。■ バイアンプ駆動と独自のバスレフ構造
様々な研究の結果、ワイヤレス・サウンドの真価を発揮するためには、ドライバー・ユニットが各周波数を最適に再生するための専用アンプが必要であることが分かりました。
ツイーターはより高い忠実度と繊細で透明な高域を再生するために 100Wの Class ABアンプを搭載、ミッド・ウーファーには250Wの Class Dアンプを搭載する事で、優れた応答性と強力な低域再生を実現します。
またClass ABアンプは高熱を発生するため、本機には専用のヒートシンクを兼ね備えたバスレフポートをキャビネット後方に搭載(右画像赤枠)。様々なシミュレーションを経て完成した冷却機構を搭載したバスレフポートは、最適な放熱を実現する事で アンプ部もドライバー部も理想的な動作が可能となります。■ タッチセンシティブインターフェースを搭載したトップパネル
本機では、美しいレザー調のトップパネルに独自技術「Senso」テクノロジーを搭載する事で直感的なタッチ操作が可能、電源のON/OFF、音量や再生・停止のコントロールをする事が出来ます。
また点灯しているラインによって、Duetto のモード、使用中のストリーミング
サービス、選択されている入力、音量の設定状態を確認する事が出来ます。■様々なデジタルメディアとの接続に対応
Duetto は、幅広いサービスへ接続可能で、 Bluetooth aptX HD、Apple AirPlay 2、さらにChromecast にも対応。スマートフォンなどから 簡単に接続・再生を実現します。 Spotify Connect、Tidal connect、 Roon readyなどの各ストリーミングメディアでも再生可能、お好きな環境で、音楽をお楽しみ頂けます。
■ 使いやすいアナログ、デジタル入力
Duetto にはアナログ、デジタル双方の入力を搭載し、信号形式に関わらずソナス・ファベールならではのナチュラルなサウンドをお届けします。Phono(MM)、LINE の切換可能な端子も搭載しています。
更にHDMI ARC ( Audio Return Channel ) が搭載されている事で、HDMI ケーブルを本機に接続するだけで、 テレビやレコーダーのオーディオ(音声)信号が再生できます。■更なる利便性とカスタマイズ性を追求した専用アプリ 本機のために開発をした“Sonus faber”アプリ(App Store 、Google Play ストアにて配信中)ご使用のスマートフォンやタブレットにダウンロードする事で、DuettoをWi-fiに接続が可能な他、対応しているストリーミングとの連携、音量調整やイコライジング、左右のバランス調整など、幅広いカスタマイズ性を実現しました。
■ シアターをより楽しむ事が出来る、サブウーファーとの連携機能
本機にはサブウーファー出力が搭載されている事で、 更なる低域再生が可能となり、音楽だけでなくシアターを大迫力で楽しむことが出来ます。
また“Sonus faber”アプリで、サブウーファーのハイパスフィルター、音量やディレイも調整が可能なため、 リスニング環境にあった最適な状態に構成する事が出来ます。